ヘアカラー最新情報「フルボ酸で自分染め」

白髪のあるないにかかわらず、今、日本の女性の多くがヘアカラーと定期的にお付き合いをしていると言っても過言ではありません。2週間に1回、欠かさずサロンでリタッチをする “完璧主義的カラーリング” から、数カ月に1回、色を楽しむ程度に自分染め “ファッションとしてのカラーリング” まで、その頻度と方法は様々です。

が、40歳以上に限定すると、そのバリエーションはかなり同一スタイルに収束されてくるのではないでしょうか。それは、そこに「白髪を染めなくてはならない」というマスト条項が入ってくるから。「白髪染め」はその人の白髪の量と美的こだわりに準じて頻度や方法が変わってきますが、概ね、1カ月に1回サロンで染めて、その間は、自分でカラー剤を使って凌ぐ、というところに落ち着くのではないでしょうか。

カラートリートメントは染まりにくい!?

ところが、その自分染めで立ちはだかるのが、市販のカラー剤の選び方です。コロナでサロンに行くのをためらう人が多くなったためなのか、ドラッグストアのヘアカラーの棚には、消費者を困らせるのを目的としているかの如く、多種多様なヘアカラー剤が並んでいます。その中で最近、人気なのが、カラートリートメント。カラーリングとトリートメントの両方が1回でできるので、そのお手軽さからファン急増。

ところが、そのカラートリートメント、すんなり一挙両得とはいかないようで、「色が変わらない」「白髪が白いまま」などなど、染まりにくいという風評が。もちろんカラートリートメントという名前からして、トリートメントであって、カラー剤ではないことは承知していても、やはり、一定のカラーリング効果は期待してしまうというものです。

実は、カラートリートメントが染まりにくいことには、それなりのワケがあるのです。

そもそもカラー剤というものはアルカリ性で、髪のキューティクルを開いて染料を浸透させるのだそうです。それに対して、カラートリートメントは髪を傷めないために弱酸性にしているものが多く、そのためカラー剤のようにはよく染まらないという難点があるのです。

そう聞くと、まあ、髪が傷まないなら、染まりにくくても仕方ないか、と思う人、一方で、なーんだ、それだったらカラー剤とトリートメントを別に使うことにしよう、と思う人・・・求めるものによって、対応はそれぞれだと思います。

フルボ酸で“染まらない”を解決!

ところが、そんな染まらないカラートリーメント事情に一石を投じたのが、このフルボ酸を使った「ヒューミックカラートリートメント」なのです。ヒューミックカラートリートメントは、フルボ酸のpH調整機能によって微アルカリ性をつくり出し、低刺激でキューティクルを開かせることに成功。弱酸性のものに比べて、しっかり色素が沈着し定着するカラートリートメントを生み出したのです。

さらに、フルボ酸に含まれるアミノ酸やミネラルなどが髪に染み渡り、頭皮と髪を守るという、トリートメント本来の機能も最上級に。継続して使うと髪質改善の効果が出てくるそうです。まさに、カラーリング+トリートメントの両方の機能を持ち合わせたヘアカラー剤と言えそうですね。

ところで、フルボ酸って何??

そんな多くの恩恵がある、このフルボ酸ですが、名前は聞いたことあるけれど、いったいどんなものか知らな~い、という人が大半なのではないでしょうか。ちなみにウィキってみると、「植物などが微生物により分解される最終生成物である腐植物質のうち、酸によって沈殿しない無定形高分子有機酸。土壌や天然水中に広く分布している。 土壌からの抽出では、アルカリまたは弱酸のアルカリ塩でフミン酸と共に抽出後、酸を加えてフミン酸を沈殿させて分離する。精製の困難さのため、フミン酸に比べて研究は少ない」(ウィキペディアより)。

なにやら難しい内容ですが、超ザックリ言えば、天然由来の成分で精製が難しい、というもののよう。そんな希少価値のある研究途上のものが、巡り巡ってヘアケア剤に使われていることに面白さを感じつつ、優秀なカラートリートメントにつながった開発力にはただただ驚嘆するばかり。まだまだ未知の成分とも言えそうなフルボ酸。これからも様々な分野での開発が期待されそうですね。

ヒューミックカラートリートメント (ダークブラウン・200g) ¥2,800(税込¥3,080)