ここ数年、“おもてなし”から“おうちご飯”へと、
ふだんの食スタイルを楽しむ傾向が続いています。
その背景には、空前の健康ブームがあるようで、
市販の食材に懐疑的になり、自宅菜園や手作り醗酵食品などを手掛ける人も多く、
そういう食材フェチがそのまま自宅ご飯派になっているのが実態のようです。
自宅ご飯の仕上げには、こだわり「じぶん器」
青山通りに出来たエーベックスビルのすぐ近くにある「うつわ大福」は、
そういう自宅ご飯派に熱烈支持されている器屋さん。
全国の窯元から取り寄せた器のラインナップは、それぞれの個性が光りながらも、「大福セレクト」のもとに集められているので、どこかに共通したセンスを漂わせているのを感じます。
“温故知新”をコンセプトに、 九谷の伝統的な色合いや紋様を上手く取り入れたモダンで遊び心のある作風の「九谷青窯」を中心に、全国のフリー作家の作品が店内を彩ります。
“ふだん使い”を意識しているので、重い陶器よりは使い勝手のいい磁器のほうが、どうしても多くなるそうですが、どの器も重すぎず、軽すぎず、ほっこりとした風合いのものばかり。
最近では、プレゼントや手土産に器を購入していく人も多いそうですが、確かに菓子折りよりはお洒落な器をいただいたほうが嬉しいかも、と思いますね。
身に着けるものではないので、多少の趣味の違いも許されるし、なにより器をギフトとして贈るという行為そのものにセンスを感じるものです。
そんなときも自信を持って贈ることができるのが、「うつわ大福」の和食器。
旬の食材が彩りを見せるこれからの季節、自分買いにも、贈り物選びにも、ときどき足を運んでみたくなる器のお店、それが「うつわ大福」です。